ライトワーカーの現実 キレイごとでは済まされない



(ビデオの字幕をオンにしていただくと、日本語訳が出ます)


日本における性犯罪被害を告発して社会的波紋を広げ、タイム誌による「世界で最も影響力のある100人」の一人に選ばれた伊藤詩織さんの数年前の海外インタビューの様子です。


伊藤さんは「日本社会に蔓延する性犯罪を暴きだし、社会全体の意識を変える」というミッションを持っておられますよね。


ライトワーカーと呼ばれる人たちは「ミッション」や「使命」に取り組む訳ですが、そうしたことは、必ずしもキラキラとした「素敵なこと」ばかりではないのです。むしろ、キレイごとでは済まされない、本当に過酷で残酷な仕事であることが多い。


にも関わらず、あえてそれを敢行し、対抗してくる反対勢力と果敢に戦いながら変化を推し進めるのが真のライトワーカーたちなわけです。


例えば、伊藤さんのように自らが性犯罪の被害に遭って、それを告発することで社会に変化を促すとか、壮絶な虐待を受けて育って、後に虐待撲滅のための仕事に従事するとかです。


伊藤詩織さんは2015年に政治的影響力を持つ日本人男性から受けたレイプ被害を告発したわけですが、そのせいで大変な苦労をなさいました。直後は3か月も自分のアパートに帰れず、脅迫を受けたり、否定的なコメントを受けたりしたと語っています。家族からも反対され、被害は自分のみならず家族にまで及びました。


インタビューを聴いていると、「自分でもなぜそれをしようと思ったのか」という部分を一つひとつご自身に確認されながら答えている姿がとても印象的です。


「告発したくてしたわけじゃない、でも、私が話さなければこの国はずっと変わらない」、そういう思いに突き動かされてなさったことなわけです。


これは大変勇気の要ることで、私は伊藤さんのインタビューを聴きながら、ハリウッドでセンセーショナルを巻き起こしたジョディ・フォスター主演の告発の行方」(1988年)という映画を思い起こすのです。アメリカでの現状から日本は30年遅れで同じ道を歩んでいるのだと思います。


伊藤さんのケースでも「告発の行方」でも、レイプ被害を受けて告発した女性がバッシングを受けたり批判にさらされるという「二次被害」を受けることが、あまりにも深刻なのです。レイプ被害に遭うこともひどいですが、「被害者が理解されない」二次被害の部分をもっとクローズアップした方がいい


こういうところの社会体質が変わらない限り、根本的な解決にはならないからです。社会全体の意識レベルが上がるには、長い長い時間がかかります。そのためには後何人の被害者が名乗り出る必要があるのか。


ライトワーカーなんて、何か響きはいいかもしれませんが、やっていることはドロドロの泥仕合が多いのですよね。


「やりたくてやっている訳ではない、でも、今ここで私がやらなければ、この社会はずっと変わらない」。そう思ってやることが、私自身すごく多いです。そして、周りからは叩かれたり嫌われたりする。


「やりたくないことをやらされている」と思う事はしょっちゅうです。私(エゴ)はささやかな幸せさえ手に入ればそれでいいのに、なぜこんなことをやらされなければならないの?と思う事があるのです。


あまりにも苦しくてメンターに相談すると「よくなさっていますよ、お疲れ様です!」と慰めてくださる。そんなことの繰り返しです。


ライトワーカーが進む道は、つくづく孤独です。何のためにやっているのかな、と思うことが多い。でも、それが私たちの仕事なんだろうと思うわけです。ライトワーカーは、芯の強い人たちなんですね。


伊藤さんのインタビューの中で印象的だったのは、「日本ではなくてロンドンにいるので、ようやく言いたいことが自由に言える」というくだりでした。


私自身、海外にいるときの方が自由にモノが言えると感じます。今日本にいて、普段の生活の中でもブログの中でも言いたいことを言っていますが、煙たがられたりバッシングされたりする方が多いですからね。


それくらい日本には言論の自由がないと感じるのです。


伊藤さんのように勇気を持って自分の被害を公表し、悪いものは悪いんだと告発できる強い女性を、私は応援します。彼女たちのお陰で日本社会はようやく進化できるのです。長いモノに巻かれて事なかれ主義に甘んじているうちは、変化はありません。


ライトワーカー、オールドソウルのお悩みご相談は スピリチュアル・ コンサルテーション にて承ります。


© 当サイトおよびブログ記事・画像・ロゴ・商標の無断転載・記載を禁じます。著作権は百瀬章子が所有しています。