人はなぜ求められてもいないアドバイスをしてしまうのか?

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私の経験では男性に多いことですが、「聞かれてもいないのに、アドバイスをしたがる」人が結構います。


以前から、男性の読者から唐突なアドバイスのメールが来ることがありましたし、それでなくても、wix のカスタマーサポートとかそういうところからも、「余計なお世話」というアドバイスが来たことがあります。


人はなぜ、聞かれてもいない、求められてもいないアドバイスをしてしまうのか?


私なりにこの件に関しては、時間をかけて観察してきました。


まず最初に言えることは、「求められていない」「聞かれていない」のに、勝手に相手にアドバイスしてしまう人は、その人の中に問題があるということです。まずはここに向き合う必要があるでしょう。


今の世の中、たいてい有益なアドバイスは有料です。個人的に信頼できる友人・知人に相談するか、専門家のところへ行くか、どちらかでしょう。


私の経験では、女性がアドバイスを求める先は同じく「女性」が良いと思う。なぜなら、男と女は基本的にまったく別な感性を持った生き物なので、男性は女性に対して、有益なアドバイスはできないと感じるからです。


男性は女性の個性をいたずらに否定して、女性の気分を害して終わりになることが関の山です。「あなたのやり方や価値観が間違っている、俺の言う通りにすればうまくいく」と言っているだけだからです。


的を射たアドバイスは有益


私自身、自分の友人に相談事をしたり質問をしたりして、驚くほど的を射た回答洞察が返ってきて感動したことが何回かあります。


ある友人は、私がモヤモヤ感じていたけれども言語化できずに気持ち悪かった部分をビシっと言語化して、さらに全体像を示すような洞察を付け加えてくれました。それだけでもう悩みが氷解してしまうようなスッキリ感を覚えたのです。


そういうときは、本当に心から「ありがとう」と感謝が湧き上がってきて、相手にもそれを伝えます。これが本当の意味での良いエネルギーの循環、嘘偽りのない純粋な感謝の念なのです。


アドバイスの条件


でも、聞いてもいない、求めてもいない的が外れたアドバイスをいくら押し付けられても、こちらは不快感を募らせるだけです。感謝の念なんて、当然湧き上がりません。


アドバイスとは、


  1. 相手から求められている

  2. 自分に相手の事情を理解できるだけの洞察力と理解力がある

  3. アドバイス自体が的を射ている

  4. そのアドバイスによって相手がより良い方向へ向かえる


この点を満たしていなければ、意味がないと私は考えます。


この点がすべて満たされたときに、本当の意味で相手から感謝されるアドバイスをすることができると思っているのです。少なくとも、私の経験上はそうです。


深層心理・潜在意識にあることが露呈する


つい最近、ちょっとした「アンケート」を実施したのですが、そのときに、アンケートの質問の趣旨からは外れた回答をしておいて、後は延々と、「百瀬さんのビジネスの悪いところはここ、もっとこうやればいいのに」という内容を書き綴っていた人がいました。


ご本人は、「アンケートに自分なりの経験を回答しただけ」と仰る。でも、こちらからしてみると、「答えていない」。


私はこの人が書いた文章を何度も何度も読み返しながら、少し考えました。


この人はなぜ、これを送ってきたのだろう?


人が行動を起こすときには、必ず「本当の動機」があるからです。


私なりの結論はこれでした。


「彼は、普段から私のサイトを読みながら、「ここをもっとこうすればいいのに」「あぁすればいいのに」と思っていたのだろう。もちろん無意識だけれど。自覚はないけど、アドバイスしたくて仕方がなかった。でも機会がなかった。そこに「アンケート」が来たものだから、それをダシにして、自分の言いたいことを書いて送ってきたのだ」


だから恐らく私は、彼からの回答を受け取ったときに、気持ち悪く感じたのです。もちろん、ご本人にそういう自覚はないです。すべて無意識のアクティングアウト(補償行為)です。


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不純な動機のアドバイスは不快感しかない


私たちは、何かをするときに必ず「動機」を持ちますが、その動機は往々にして不純なことが多いです。でも、自分でそのことにはまったく気づいていない。それが無意識であることの普通の状態なのです。


ただ、相手には「本当の動機」の波動が伝わってしまうので、不快感を禁じ得ない。


求められてもいないアドバイスを延々と語る人は、相手のことはまったく考えていません。ただ、その人の中の劣等感を感じなくするために、自分は相手よりもモノを知っていてアドバイスできる人間なのだと思いたいだけなのです。単に自分の価値観の方が正しい、自分の世界観の方が正しいと、それを押し付けているだけです。


でも、そのことに自分が深く向き合っていないので、自覚することができないだけです。


対人関係において、自分が相手に対して何かをしようとするとき、いったいどういう「動機」でその行動を起こしているのかを知ることが一番必要です。


たいていのケースにおいては、相手のためを装う「自分のため」であることに気づくでしょう。そのことに気づいたら、相手や他者は、自分の心の穴を埋めたり感情処理をしたりする道具ではないことを思い出し、別な方法で自分を癒すことが必要です。


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