• Akiko Momose

認めたくないことを認めることでしか問題は解決できない

「あなたが認めたくないものは何ですか?どんなにツラくても、それを認めれば、道は開けます」


ラジオの人生相談で、心理学者の加藤諦三先生が仰ることです。


私たち人間は無意識で生きている間、常に全力で「逃げて」います。何かから逃げているのかと言えば、「自分自身」から。


人間は誰しも、自分で認めたくない自分の部分を持っているものです。そこから逃げ続けるために、どんなことでもするのです。

アセンションのプロセスでは、今まで自分が逃げ続けてきたことと、真正面から向き合うことを突き付けられます。


例えば、機能不全の家庭で育ったアダルト・チルドレンたちは共依存体質です。自己肯定感や自己価値観がほとんどなく、「自分」という存在がはっきりしません。


そこで、同じく問題のある相手を見つけてきてカップリングしては、かいがいしく相手の世話をすることで、居場所を確保しようとします。


DV がある、モラハラがある、アルコール依存がある、ギャンブル依存がある、浮気性、借金癖がある。


そんな相手の世話や尻ぬぐいに明け暮れて、どんなにツラくても別れようとしません。「問題は私ではなく相手にある」と信じ込んでいるので、何とか相手を変えよう、良くなってもらおうと躍起になります。


なぜなら、DV やモラハラに苦しむ現状はツラいけれども、相手さえ変わってくれれば「別れずに済む」と思っているからです。


「自分は相手を愛している。だから一緒に居たい。でも現状はツラい。相手さえ問題を直してくれたら楽しく一緒に居られるのに」という訳です。


こういう人が認めたくないことは何かと言えば、「自分は共依存で、どんなに問題がある相手でも、その相手にしがみついていなくては生きていけない依存体質なのだ」という事実です。


問題がある人のお世話をすることに自己価値を見出していたり、それで居場所を確保しようとするのは共依存者の特徴です。健全な精神の持ち主であれば、こんな機能不全の人間関係には耐えられません。すぐに別れるでしょう。


相手からどんなにひどい仕打ちを受けても別れずに一緒に居続けるということ自体、この人本人の問題の深さを示しているのです。


しかしこういう人は、自分自身の問題を素直に認めようとしません。「問題はあなたですよね」と指摘する人がいれば、逆切れして反発します。


ありのままの事実をありのままに認めることができないうちは、現状は打開しません。何しろ、解くべき数式をノートに写し間違えているのですから。間違った数式にいつまで取り組んでも、問題が解けるわけはないのです。


相手の問題をなんとかしよう、相手を癒してあげようとするのを止め、自分自身の問題に取り組む必要があるのです。


真正面から自分自身に向き合い、とことんまで正直になり、「ありのままの自分の姿」を認めることができたなら、問題は解決へと向かいます。


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