- Akiko Momose
カルマを解消する方法
アセンションのプロセスにおいて、カルマの解消は第一条件と言っても過言ではありません。でも、「カルマってどうやったら解消できるの?」と思われる方が多いと思います。そこで、この記事では、「カルマを解消する方法」について簡単に説明していきます。
予めお断りしておきますが、「簡単に」カルマを解消する方法はありません。あるのは「正攻法」だけです。
カルマとは
カルマとはサンスクリット語で、日本では中国から輸入された「業」という文字を当てています。
簡単に言えば、魂にくっついてしまっている「悪癖」のことで、ある意味「魂の負債」ともいえるものです。この負債を解消して±ゼロに戻すまで、輪廻転生のサイクルから外れることができないと言われています。ちなみに、±ゼロに戻して輪廻から外れたら、次は一つレベルアップして天使へと昇格します。
カルマの仕組み
例えばある人のカルマが「暴力」だとします。
Aさんは、今回の人生で人を一人殺害しました。「人を一人殺害した」という行いは、人間世界(3次元世界)では「罪」として裁かれます。刑に服して完了すれば放免されます。しかし、エネルギー世界(5次元)では、エネルギー的にこの負債を処理するまで、責任から逃れることができません。
殺人を-100の負債とすると、いずれかの時点で+100を生み出して、±ゼロに戻す必要があるのです。
方法としては、
自分が誰かに殺される(自分のしたことを自分が受ける)
善行(プラスの行い)を100積んで相殺する
この二つがあります。
自分がしたことを自分が受け取る
今回の人生で、あまりにも理不尽に何かしらの被害に遭っているケースでは、ほぼ間違いなくそれがその人のカルマであると言えます。記憶にはなくても、過去生のある時点で、誰かに今自分がされていることと同じことをしているのです。
宇宙の法則は過ちを犯しませんから、確実に自分に跳ね返ってきます。
例えば、Bさんは今回の人生で毒親から虐待されながら育ちました。すると、ほぼ間違いなく、いずれかの人生でBさんは自分が誰かを虐待した経験を持っています。本当に正直に自分と向き合えば、自分の中に加害者と同じ部分があることに気づくでしょう。
受け入れ、癒し、赦すことでカルマは解消する
自分がどれほどひどいことを他者に対してしたのかということを、真正面から見据えることは痛みを伴います。そのため、多くの人はこの部分から逃げ続けます。
自分が他者を虐待してひどい目に合わせたと認めるよりも、自分が被害者を演じていた方が楽だからです。
ですが、それではカルマは解消しません。
自分が他者に与えたダメージと相手の痛みに真正面から向き合う
自分の行いを認めて受け入れる
そうしてしまった自分を責めずに理解する
自分を愛して傷を癒す
自分を赦す
自分を虐待した相手を赦す
このプロセスを経ることで、カルマは解消します。
感情の解放が先決
このプロセスをしっかりと減るためには、何よりも抑圧されている感情の解放が先決です。感情の解放とは、体内にたまってしまっている怒り、恨み、憎しみ、フラストレーション、殺意などの重苦しいエネルギーを、すべて身体の外へ出すことを指します。
解放の方法については今まで何度か書いてきましたので、別途参照なさってください。
関連記事:怒り(感情)を解放するステージ
カルマの解消にはそれなりの時間がかかります。決して数か月や半年でどうにかなるものではありません。それこそ一生取り組むくらいの気持ちで、じっくりと向き合う姿勢が求められます。
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