個性化・個別化・分化とは自分と他者を区別するプロセス

「個性化」とは、英語で Individuation と書き、「個別化」「分化」とも呼ばれます。それは、別の言い方で言えば、自分と他者とをハッキリと区別するということ。


魂の進化の各ステージ


魂が成長して進化・拡大していく過程の中で、以下のようなステップを踏んでいきます。



同化・癒着のステージ


この図で言えば、同化・癒着のステージにあるときに、イメージとしては下の図のようになります。



自分と他者(相手)との境界線がなくエネルギーが互いに混ざり合い、「しっかりとした自分」が確立出来ていない状態です。

  • 自分の生活や人生の問題に親や友達に口出しさせている

  • 自分の決断でも、家族の了解がないと決められない

  • 会社や上司に自分の私生活に干渉させている

  • 自分が何かするしないを決めるとき、相手や他者の顔色や反応を伺う

  • 自分の問題と相手の問題の区別がつけられない

  • 他者の世話を焼いている

  • 他者に自分の世話を焼かせている

  • 世間体を気にしている

  • 相談されてもいない相手の問題に立ち入る

  • 自分の問題に他者を立ち入らせている

  • 相手に依存している

  • 自分に依存させている

  • 出来ないことをちゃんと断れない

  • 相手に過度な要求と期待をする


自分と相手との間に間仕切りがないイメージ。相手と自分のエネルギーが混ざり合うことを「親しみ」と勘違いしている状態。


個性化・個別化・分化

「個性化」「個別化」「分化」とは、相手からしっかり「分離」して、「自分」の輪郭をハッキリさせ、「他者」と自分を明確に分けることが出来る状態になることを指します。以下の図のようです。



自分の輪郭がハッキリし、相手から独立して一人で立ち自立性を確保している状態です。


  • 自分の生活や人生の問題に親や友達に口出しさせない

  • 自分の人生の決断は、誰かに相談したとしても、最終的には自分で下す

  • 会社や上司に自分の私生活に干渉させない

  • 自分が何かするしないを決めるとき、相手や他者の反応は気にしない

  • 自分の問題と相手の問題の区別をきちっとつけている

  • 他者の世話を焼かない

  • 他者に自分の世話を焼かせない

  • 世間体は気にしない

  • 相談されてもいない相手の問題に立ち入らない

  • 自分の問題に他者を立ち入らせない

  • 相手に依存しない

  • 自分に依存させない

  • 出来ないことはしっかり断る

  • 相手に要求してよいこととそうでないことを弁え、過度な期待を抱かない


相手と癒着せずに一人で立つことが出来ますから、「個」対「個」として自立的な関係を持つことが出来る。

一方、同化・癒着は「個別性」や「自立性」が確保できていませんから、個としての自立的な関係を持つことが出来ません。


個性化・個別化・分化のプロセスは、上に挙げたようなことが自分の自然な状態となるところを目指して進んでいくのです。


パートナーシップ

「独身の頃は不安定だったけれど、夫と出会ってから安定した」

と仰る女性がいらっしゃいます。かなり多くの方がこうしたことを仰います。それは、夫が理想の人だからではなく、一人で立てない依存的な者同士が、癒着・依存できる対象を見つけたために「一時的な安定」を得ているのに過ぎません。



何かの拍子にまた一人になれば(離婚や死別など)、再び不安定な状態になります。なぜなら、一人で立てるだけの「自立性」や「個別性」を確保できているわけではなく、一時的に依存し合っていただけだからです。そのため、次々と癒着・依存する対象を見つけては、くっつくことを繰り返します。


本物のパートナーシップを成就できるためには、まずは自分と相手が、それぞれ「個別化」を成し遂げ、一人だけで立てる自立性を確保できている必要があります。

その場合にのみ、「個」対「個」として、自立的なパートナーシップを持つことが出来るようになります。



すべての関係に同様のことが言える


パートナーシップだけではなく、すべての関係について同様のことが言えます。

癒着した親子関係では、親はいくつになっても子供の心配をしたり世話を焼いたりしますし、子供は子供で、親の感情や気持ちの責任を自分が背負い込みます。支配する・される関係から抜け出せないのです。


自分がいつまでも結婚しないことで「親を不幸にしている」と罪悪感を持つ子供は多いですし、「早く結婚して安心させてちょうだい」と、子供に結婚をせっつく親は沢山います。子供は背負うべきではない親の感情の責任を負ってしまっていますし、親は自分の感情の責任を子供に負わせています。

こうしたことは、相手と自分との間にキチっとした健全な境界線がないから起こることで、個性化・個別化・分化のプロセスを経る中で、分離を達成する必要がある事柄です。それには通常長い時間がかかります。


ちなみに、日系企業は会社側と従業員側の癒着が激しく、まるで親子関係や家族関係のようなエネルギーの混ざり合いを呈しています。そのため、会社側が従業員の私生活にまでズカズカと干渉したり、また従業員側も、本来自分で決めるような事柄を、会社や上司の了解や判断を仰いだりするのです。

それに比べると、欧州系の企業は「会社」と「従業員」の個別性がハッキリとしていて、境界線がキチっとあり、「個」を尊重した距離感があります。個人の問題に会社が干渉することはありませんし、余暇や休暇の過ごし方も個人の自由です。


個性化についてはその他記事も参考にしてください。


参考記事:魂年齢と個性化


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