• Akiko Momose

パートナーシップに関する大幅な価値観の変化

数日前に一通のメールを受けとりました。10年前に私が行っていた「恋愛コーチ」の仕事の打診でした。読者の方の中にはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私は「ルールズ公認」の恋愛コーチとしての資格を持っているのです。それで、今でも時たまその関係の引き合いが入ることがあるのです。


この引き合いが入って、しばらく考えました。


過去10年の間に、私のパートナーシップに関する捉え方はほぼ180度変わってしまった。というよりも、世界の在り方と時代の流れが変わってしまった。それに伴い、10年前の価値感はもはや適用できなくなっていることに気づいたのです。


一人きりのパートナーと添い遂げる時代は終わった


今の時代、一人のパートナーと「添い遂げる」というスタイルは通用しないと、個人的には思っています。というか、もともとそんなものは人間が創り出した絵に描いた餅だったのだと思います。


変化のスピードが緩やかだった昔ならいざ知らず、今は「集団覚醒」の時代で目覚めを迎える人が多く、「目覚め」のスピードやタイミングや成長のペースは一人ひとり違います。


二人の人間が共に人生を歩んでいくからには、成長速度やタイミングがある程度一致している必要があると私は考えています。一人の成長ペースの方が早くてもう一人が遅いのでは、早晩波動ギャップが広がりすぎて、別離を選んだ方がよいという地点がやってくるでしょう。


私の捉え方としては、これからの時代、1~2年の短期スパンでパートナーとの関係を見直すスタイルへと移行すると考えています。つまり、10年20年と添い遂げることを目標としていると生き方を誤る可能性が高い


パートナーシップの目的


パートナーシップの第一義的な目的は双方の魂の癒しと進化・拡大であり、特定の相手との間にある成長課題が終了した時点で、パートナーシップを解消して次へ進むことが自然なことだと思います。その時点で相手との波動は合わなくなっているはずです。より波動的にマッチしている「別の相手」を探した方がエネルギー的には良いのです。

ここで古い時代の価値感を握りしめ、その相手との関係に固執すればするほど、自分にも相手にも無理が重なり、パートナーシップ自体が決して「ハッピーな関係」とは言えない「忍耐・我慢」に満ちた修行の場となること請け合いでしょう。


一人の相手にしがみ付くのはなぜか


しかし現実問題として、特定の相手と別れられないことが多いのです。とくに、10年20年と連れ添った関係においては、たとえ相手との波長が合わなくなっていると感じていたとしても、「努力して頑張って」、その関係を維持しようと努めるのです。


その理由は、「一人になりたくないから」。一人で子供を育てるくらいなら、こんな相手でも「いないよりマシ」。独身生活に戻るくらいなら、こんな相手でも「いないよりマシ」。そんな重苦しい諦念の中に、努力を続ける人が多いのだと思います。


または、10年20年と連れ添った関係においては、この相手と別れてしまえば、自分の人生における何か重要な部分が「失われる」と感じることも多いです。2~3年付き合って別れるならば傷も浅くて済むけれど、10年20年と人生を共にした相手と別れることは、自分の人生の大半が持っていかれるような喪失感を感じるものです。


ですが、6年という歳月を過ごした小学生が卒業して中学へ進学して心機一転始めるように、長年の環境から「卒業」して、前へ進み続けるのが、本来の人間の在り方なのです。


人生の目的は、決して「安定して落ち着く」ところにはありません。特に今の時代は、絶え間ない変化を受け入れ、常に進化・拡大・成長していける人が楽しめるような時代となってきているのです。


参考記事:辞め時・潮時


今の時代のパートナーシップの在り方は10年前までとは明らかに違う。「理想のパートナー」を見つけて結婚してハッピーエンド、そういう時代は過ぎ去ったと、私は考えています。そのため、以前のような「恋愛コーチ」の仕事はもう出来ないと、分かったのでした。


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