ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅路)

The world takes it out on all of us


Some people become bitter. Angry. Resentful. Withdrawn. They blame the world for giving them what they didn't want - and then waste life complaining to anyone who will listen to how unfair it was. How they didn't deserve what they were given. And then they sit there and wait for someone else to make it right.


Other people use things that happen to them as building blocks. As foundations. And they rise above it. Grow from it. They experience tragedy but are still hopeful. They experience heartbrokes, but are still loving. They experience hatred, but still remain kind. They struggle financially - but are still hard working. They come from broken families - but still build strong ones.


世界は誰に対しても優しくない


ある人たちは皮肉屋になる。怒る。恨む。そして心を閉ざす。自分が望まないことばかりを与える人生を理不尽だと恨む。自分の話を聞いてくれる人には片っ端から愚痴を言い、人生がどれほど理不尽で不公平であるかを語り、時を過ごす。自分はこんなことを望んだわけではないと。そしてそこに座り、誰かが何とかしてくれるのを、ひたすら待つばかりなのだ。

ある人たちは、自分に起こる出来事を「試金石」として使う。それを使って人生の礎を築く。困難を超然と乗り越え、成長する。彼らは数々の逆境を経験し、なお希望を失わない。沢山傷ついて来たけれども、愛することを止めない。数々の憎しみを経験し、それでも優しくあり続ける。経済的困難や危機を与えられ、なお働くことを止めない。機能不全家庭出身でも、自分自身は健全な家庭を築く。

参考記事:執着を焼き払う数々のイニシエーション

参考記事:ウェイクアップコール


世の中に絶望し、社会や世間に対して批判的になったり、「こんな世は生きる価値がない」と悲観的になる人がいます。なる人がいるというよりも、未熟から成熟へ向かうプロセスの中で、誰しも通過するステージです。「心が閉ざされている」比較的初期のステージです。


自分の内面にある苦しみと真正面から向き合うことを通し、徐々に内面が成熟へと向かっていきます。


運命の打撃を「霊的覚醒」に利用できるかどうかは、その人の精神性の高さにかかっています。もともと精神性も知性も高く、人生の深味を理解できる人であれば、逆境をバネにして大きく飛躍して魂として成長していくことが出来る。でも、そのためには、まずは業火の中を潜り抜ける必要があるのです。そして超然と乗り越えて行く。それがヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅路)と呼ばれるものなのです。逆境を乗り越えたことのないヒーローなどヒーローではない。ましてや逆境に際し恨み言や皮肉ばかりで過ごすヒーローなどはいない。


いわゆる昔の言葉でいうところの「悟りの境地」とは、本を読んで到達できるものではありません。頭で何かを理解して到達できるものでもありません。インドのアシュラムにこもって瞑想を重ねて到達できるものでもない。自分の人生を体当たりで生きることによってのみ到達できる境地なのです。自分の人生で与えられる数々の試練や難局が、乗り越える必要のある「成長課題」そのものなのです。だからやはり、人生を前向きに生きるだけの力がなくてはならない。


乗り越える力を持たない人も多い。彼らは一様に嘆き悲しみ、どれほど辛いか苦しいかを語って時を過ごしても、自分の力でなんとか立ち上がろうとはしない。世間が社会が政府が悪い、コロナが、情報が、雇用主が・・・。自分以外の誰かや何かを指さして責任を押しかぶせて転嫁していた方が、自分は楽だからです。こういう人たちは、ヒーロー(ヒロイン)にはなれません。


本物のヒーローとは誰でもなれるものではない。だから尊い。本物のヒーローとは、本物の強さを兼ねそろえた人のことであり、人生の逆境を与えられれば与えられるほど、さらにしなやかに強く成長していける人のことです。


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